« レベルアップHBPT! | メイン | 気になったので・・・ »

2021年1月 6日 (水)

明けましておめでとうございます。(素朴な疑問①:インフルエンザについて)

fuji  fuji

今期からブログUP担当が変わり、記事の内容も様変わりいたしますが、引き続きよろしくお願い致します。

さて、寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

空気が乾燥してくると怖いのがウィルスによる感染症です。今世界で流行しているコロナに関しては、まだまだ未知の部分もありますが、インフルエンザについてはどうでしょうか?

興味深い記事を見つけたのでご紹介いたします。

インフルエンザに関してよくある7つの疑問

~ワクチンと検査・薬の必要性~

 

この時期、コロナウィルスのほかに気を付けないといけないのが、

インフルエンザウィルスです。

今回はインフルエンザのよくある疑問について考えてみましょう。

 

①インフルエンザ迅速検査はした方がいい?

 

Medical 

 インフルエンザ迅速検査とは、綿棒のような検査キットを鼻の奥に挿入し、5分ほどで結果が出る検査です。

インフルエンザにはA型、B型の2種類がありますが、いずれも同時に検査できます。

 

ただし、「インフルエンザなら検査で必ず陽性が出る」と思っている方がいますが、これは間違いです。

 

インフルエンザ迅速検査の感度(インフルエンザであるときに「陽性」と出る確率)は、約60%です。

 

つまり、インフルエンザであったとしても10人に4人は検査結果が陰性です。

 

厳密には、症状が出てからの時間で感度は変化し、1日以内なら60%程度ですが、2日目で90%程度まで上がり、3日目から50%以下まで下がります。

 

発熱すると慌ててすぐに病院に来られる方も多いため、この場合は感度はかなり低い、と考えた方がよいでしょう。

 

インフルエンザの診断に、この検査は必須ではありません。

 

医師は、検査結果にかかわらず、経過や症状などから総合的に判断します。

 

 

インフルエンザ薬の効果は?

   Medicine2

インフルエンザの薬といえば、タミフルやリレンザ、イナビルなどがよく知られています。

 

これらの薬を「インフルエンザの特効薬」と思っている方が多いのですが、効果としては「発熱期間が1日ほど短くなる程度」です(個人差はありますが)。

 

通常インフルエンザの症状は5日から1週間ほど持続しますが、これが1日程度短くなる、と思っておいてください。

 

薬をもらうためだけに、辛い症状に耐えて無理に病院に来る方もいますので、この薬の性質は必ず知っておいた方がよいでしょう。

 

ちなみに、世界中のインフルエンザ薬の7割以上を日本人が使っている、という話もあるほど、日本ではインフルエンザの薬がよく使用されるようです。

 

「職場や学校に1日でも早く復帰しなければならない」という風潮があるためかもしれません。

 

なお、インフルエンザの薬は複数ありますが、発症して48時間以内に使用しなければ効果は期待できません。

発症から2日以上経過したケースでは、副作用のリスクだけを背負うことになるため、特別な理由がない限り使用すべきではありません。

 

③インフルエンザ薬の副作用 

 Pd1

インフルエンザ薬の副作用として、下痢や吐き気、腹痛といった副作用がわずかに見られます(0.1〜0.5%)。

他には、アレルギー反応や皮疹、肝機能・腎機能障害、白血球減少といった副作用も、まれですが報告されています(大部分は他のどんな薬にも起こる副作用)。

 

なお、インフルエンザ薬の内服後に子供が窓から飛び降りるなどの異常行動が見られたことが問題になったことがあります。

 

実際には、インフルエンザ薬を内服してもしなくても異常行動が見られることが分かっていますインフルエンザそのものによる症状)。

 

薬の使用の有無にかかわらず、患者さんが1人にならないように十分に注意することが大切です。

  

④インフルエンザの治癒証明書は必要?

 Misunderstanding2

  

 インフルエンザにかかった患者さんが職場復帰する際に、

 

「インフルエンザが治ったことを病院で証明してもらってください」

と職場から言われてしまうケースがあります。

 

前述の通り、インフルエンザの検査は確実性が低く、医学的にも「治ったこと」を証明するのは困難です。

厚労省のページでも、

 

「患者の治療にあたる医療機関に過剰な負担をかける可能性があることから、職場が従業員に対して、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくありません」

 

と明記されています。

 

小児に関しても、こうした証明書を学校から求める必要はないとされています。

 

では、どの程度で職場復帰すればいいのか、については次に記載します。 

 

⑤インフルエンザにかかったら何日間外出を控えるべき?

 

Toxin  

職場によって規則が異なります。

 

一般的には、学校保健安全法で定められた「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」が目安となることが多いと思われます。

 

ただしウイルスが排出される期間には個人差があります。

 

 

咳やくしゃみなどの症状が続いている時は、マスクを使用して他人への感染を防止してください。

 

ワクチンの接種回数と時期、価格は?

 

Outpatientawait  

13歳以上は原則1回、13歳未満の方は原則2回接種です。

 

1回目の接種時に12歳で、2回目の接種時に13歳になっていた場合は、12歳と考えて2回目の接種を行えます。

 

流行前の接種が望ましいため、12月中旬までのワクチン接種が推奨されています。

 

ワクチン接種は病気の治療ではないため、保険が適用されず、価格は医療機関によって様々です。

 

3000円から4000円程度であることが一般的です。

 

⑦インフルエンザワクチンの効果はどのくらいある?

 

Closeup1853400_640  

インフルエンザのワクチンには、麻疹(はしか)や風疹ワクチンほどの「高い発病予防効果」はありません。

厚労省の報告によれば、ワクチンを接種しなかった人に比べると、接種した人の発病率は60%減少する、とされています(6歳未満を対象とした研究結果による)。

 

一方で、インフルエンザは多くの方が1週間程度で自然に回復する病気ですが、中には肺炎や脳症といった命に関わる合併症を起こす方がいます。

 

ワクチンの最も大きな目的は、この「重症化」の予防にあります。

 

重症化予防の観点から、ワクチンの接種は強く推奨されます。

 

「ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかったからワクチンは効果がない」と考える方がいますが、前述の通り「接種すればインフルエンザにはかからない」というものではありません。

 

重症化を防ぐ意味では、非常に重要なワクチンであることは知っておいてください。

有史以来、人類に猛威を振るってきたインフルエンザ。ある程度解明されワクチンや薬と言った対抗手段が確立されつつありますが、ウィルスであるため、その性質上簡単に変異します。今までの対抗手段では対応できなくなる(今ですら100%の対抗手段ではない。)事も考えておかなければなりません。

 

昨今のコロナ渦の中、コロナウィルスに関しては過剰なほど報道していますが、インフルエンザについてはさほど報道もされていません。

 

何故なのか?その答えは、挙げればきりがないですが、「未知のウィルスで特効薬もなく、不安だから」と言う事に集約されます。

 

だからこそ、様々な情報に惑わされず、普段から感染しない・させない為(コロナウィルスやインフルエンザウィルスに限らず)の正しい知識と共に、感染しない身体づくり、即ちの免疫力強化が必要不可欠になります。

お身体の不調を感じられたら、まずは診察を受けるべきです。また、ウィルスに負けない健康な身体作りにはカイロプラクティックは非常に有効ですので、お気軽にお近くのZenkenkai所属の先生にお問い合わせくださいね。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/610591/34223596

明けましておめでとうございます。(素朴な疑問①:インフルエンザについて)を参照しているブログ:

アクセスランキング

最近のコメント

ウェブページ

Powered by Six Apart

日本カイロプラクティック連合会・全健会の話 道産子ブログ

東北魂のfacebookグループ
https://www.facebook.com/groups/1424441697573903/